
記事の要約
- Ubieが累計資金調達額約180億円を突破
- Google、日本郵政グループ、NTTドコモ、セブン-イレブンなどとのパートナーシップを発表
- ヘルスケアエコシステム構築による健康寿命最大化を目指す
Ubieの資金調達とパートナーシップ
Ubie株式会社は2025年5月12日、2017年の創業以来の累計資金調達額が約180億円に達したと発表した。これは、Googleをはじめ、日本郵政キャピタル株式会社、株式会社NTTドコモ、株式会社セブン-イレブン・ジャパン等の国内外のリーディングカンパニーからの出資によるものだ。
同社は症状検索アプリ「ユビー」、医療機関向けパッケージ「ユビーメディカルナビ」、製薬企業向けサービス「ユビー for Pharma」などを展開しており、これらのサービスを通じて医療業界全体のDX推進を目指している。今回の資金調達とパートナーシップにより、これらのサービスの更なる発展が期待される。
Ubieは、パートナー企業との連携を通じて、先進的な技術力や全国規模のネットワークを活用し、大きなシナジー創出を図るとしている。生活者一人ひとりの健康寿命最大化と医療業界全体の発展に貢献していくという。
また、2025年採用特設サイトとPIVOTでの動画も公開された。
Ubieのサービスとパートナー企業
サービス名 | 概要 | 対象 |
---|---|---|
ユビー | 症状検索アプリ | 生活者 |
ユビーメディカルナビ | 医療機関向けAI問診・生成AIパッケージ | 医療機関 |
ユビー for Pharma | 製薬企業向け疾患・治療啓発情報提供サービス | 製薬企業 |
AIを活用した医療DX
UbieはAI技術をコア技術として、医療分野におけるDXを推進している。症状検索アプリ「ユビー」では、AIを活用した症状の分析や適切な医療機関への案内を提供する。
- AIによる症状分析
- 適切な医療機関への案内
- 医療機関における業務効率化
医療機関向けサービス「ユビーメディカルナビ」では、AI問診や生成AIなどを活用し、診療の質向上に貢献しているのだ。
Ubieの今後の展望に関する考察
Ubieの今回の資金調達とパートナーシップは、同社の医療DX推進戦略にとって大きな前進となるだろう。多様なパートナー企業との連携により、サービスの拡充とユーザー基盤の拡大が期待できる。しかし、医療データのセキュリティやプライバシー保護、AI技術の倫理的な課題への対応も重要となるだろう。
今後、より高度なAI技術の開発や、医療機関との連携強化、そして新たなサービスの創出が求められる。これらの課題をクリアすることで、Ubieは「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」というミッションの実現に大きく近づくことができるだろう。健康寿命の延伸に貢献するサービスの提供が期待される。
また、グローバル展開も視野に入れ、更なる成長を目指していくことが重要となるだろう。競争の激しいヘルステック市場において、Ubieが独自の強みを活かし、持続的な成長を遂げていくことを期待したい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「Ubie、累計資金調達額180億円を突破 〜戦略的パートナーシップで、ヘルスケアエコシステムの構築を加速~ | Ubie株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000151.000048083.html, (参照 2025-05-14).